マイホーム購入によって「生活に安心感がある」と感じている彼らは、いったいどんな経緯でマイホームを選び、月々の支払いは具体的にどう変わったのでしょうか?
事例1
case1
駅チカ勤務地近くの良条件で、家賃13万円で広いマイホームを入手
家族構成と状況
子供を二人もつ30歳後半の夫婦で、経営する美容院の2人の年収が350万円
家への希望条件
現在の賃貸(家賃8万円)が手狭になり、管理費合わせ月額13万円の勤務地近くの駅近マイホームを希望
得られた結果
自宅のそばで大規模建替マンションの工事が始まり、工事現場でマンションが出来ていく様を見ながら、お子様と「いつかあそこに住みたいね」なんて話をしていたご家族のお話です。
当時の年収350万円であること、そして「ローンが組みにくい」と言われる自営業者であることが重なり、希望する物件価格までの借り入れが出来ませんでした。
そこで少し時期を調整し、確定申告に合わせて必要経費を見直しました。
その結果、年収が400万円にアップし、自営業者でもローン審査に無事通ることが出来ました。
引渡し時期をずらし、ローン審査に必要な年収を確保することで、希望する場所・広さのマイホームを手に入れ、子供と話していた夢が実現しました。
事例2
case2
月々の総支出額は1万円下げつつ、賃貸時より広いマイホームが実現
家族構成と状況
子供を二人もつ40歳前半の夫婦で、主人の年収が600万円台
家への希望条件
現在の賃貸(家賃10万円)が狭いので広いマイホームを希望し、予算と相談し郊外のマンションを希望
得られた結果
自分へのご褒美とついつい出費をしてしまう家庭で、その上でマイホームを買うことなんて…と思っていたご家族のお話です。ご主人のカードローンが200万円あり、2年前に購入した車のマイカーローンも200万円ほど残っていました。
自己資金が100万円あったので、これでカードローンの月々支払いが一番高いものを完済、月々の返済額を抑えることにしました。しかし車のローンの返済額が月5万円以上もあり、住宅ローンの審査が通りませんでした。
そこで「車があり、マイカーがある結果」を目指すために、一時的に車を手放すことを決意します。車を売却することによりマイカーローン返済が可能となり、これを条件に住宅ローンの審査が無事に通ります。その結果、住宅ローンが組めた結果、広いマイホームが手に入ります。そこから改めてマイカーローンを組み、車を再購入しました。
一時的に、1か月半の間はマイカーがない生活となってしまいましたが、逆に「予め住宅ローンを組むことができれば、その後の車のローンは組みやすくなる」という仕組みを活用しました。
すべてを計画的に進めることで、月々のカードローンの支払いは月10万円→月5万まで下げることに成功しました。
一方で家賃に充てて居た金額より、マイホーム支払いは月1万円ほど高く(月額11万円)はなったものの、トータルでの月々の支払い金額は減らして生活を楽にすることが出来つつ、その上でマイホームまでが手に入りました。
事例3
case3
今支払っている家賃と同額で、都心一等地のマンション住まいが実現
家族構成と状況
子供を一人もつ50歳半ばの夫婦で、主人の年収が420万円、妻がパートで年収90万円
家への希望条件
現在の賃貸(家賃14万円)に不満は無いものの、せっかく住むなら都心の一等地のマンションでのマイホーム取得を希望
得られた結果
親族が経営する工場で勤続20年のご主人と、パートで働く奥様、お子様が一人いるご家族のお話です。自己資金は100万円のみで、更に教育ローンの返済もあります。自己資金を教育ローンの返済に充ててしまうと自己資金がなくなってしまうため、どうしたものか悩んでいたのです。
奥様の年収を踏まえても月々の支払額に対する収入額が物件価格に不足するため、ローンが組めません。
夫婦があきらめムードになっていた時、子どもが少しながらパートをしていることがわかり、子供を合算しての「子ども合算親子リレー」を活用出来ることが分かりました。これにより、無事に希望物件価格でのローンを組むことに成功します。
その結果、月々の支払額が賃貸時の家賃と同額で、希望通りのマイホームを手に入れました。
事例4
case4
勤め先不安定でローンNG!?それでもマイホームが持てた事例
家族構成と状況
子供を一人もつ30歳前半の夫婦で、主人が個人経営の店舗の従業員で月収30万円
家への希望条件
賃貸(家賃7万円)で家には満足しているが、妻の出産を機に定住・安心した子育てができるマイホーム購入を希望
得られた結果
ご主人には収入は有るものの、個人経営のパチンコ店のため、ローンを組む際の「勤め先の安定性」「給与形態」に難ありと判断されてしまい、ローン審査に通りませんでした。
また、ご主人は確定申告もしていない状態でした。それでも、ご主人は子どもが生まれたことによる責任感の芽生えもあり、何としても家族に安心のマイホーム環境を用意したいと考えます。
そのため、「給与形態」の不安を払拭するべく雇用保険(社会保険など)の適用申請をし、会社組織のような勤め先として整理することで見通しができたが、3カ月の時間をかけ行動していた結果、その熱意がご主人の雇い主に伝わり、住宅融資をしてもらえることに。
これによって、無事に子育てのためのマイホーム購入を実現することが出来ました。
事例5
case5
当初予算より月3万円増額によって、売却不安のない駅近物件を手に
家族構成と状況
30歳後半の夫婦で、夫婦共働きで世帯年収700万円、200万円の自己資金を用意
家への希望条件
現在の賃貸(家賃9万円)に不満は無いものの、ご主人の実家の母を気遣い実家近くでマイホームを検討、予算を抑えるために駅徒歩10分以上のマンションを希望
得られた結果
当初は駅徒歩10分以上で価格重視で検討を始めましたが、資産価値・通勤時間・将来性を考えて駅直結のマンションを再検討。その結果、当初の予算より1,000万円アップとなりましたが、夫婦共有で4,000万円以上のローンを組んでの購入を決断。
大幅な予算アップ(月々支払い額3万円アップ)となったものの、売却不安が無く満足できるマイホームを手に入れました。
事例6
case6
購入したマイホームの一室を事業使用することで支払額の減額に成功
家族構成と状況
お子様を一人持つ30歳代の夫婦で、奥様は専業主婦、ご主人は自営業で年収420万円
家への希望条件
子どもが生まれ、環境の良いところにて子育てをしたいと思い、利便性が高く今の住居(家賃9万円)より緑の多いエリアを希望
得られた結果
住宅ローンをめいいっぱい組んでローン支払いをスタートしました。ご主人がSEエンジニアでパソコン一つで仕事可能な自営業だったため、自宅の一室を事務所代わりにして、家賃の一部を営業経費として計上することが出来ました。
支払い内容を経費として工夫できた結果、月々の支払額を抑えることに成功しました。
事例7
case7
転勤族の旦那様が、ご家族のために実家近くの新築マンションを購入
家族構成と状況
お子様を二人持つ30歳半ばの夫婦で、ご主人は単身赴任中の公務員で年収700万円
家への希望条件
赴任中のご主人は月々支払が安い官舎(家賃1万円)に住んでいるにも関わらず、貯蓄が思ったように貯まらず、家族の暮らし方を模索
得られた結果
転勤が多く、その都度官舎を転々としていたため、持ち家を持つ機会がありませんでした。そんな中でお子様が小学校に入ったことで簡単に転勤することができなくなり、ご主人だけが単身赴任することを選択。
そんな生活の中、たまたま実家の近くに新築マンションが建ったので、この機会にマイホーム購入を決意しました。ご主人は引き続き単身赴任のままですが、残ったご家族が安心して生活でき、今後の節約を目指し新生活をはじめることができました。
事例8
case8
リバースモーゲージ活用で単身の老年男性が駅近マイホームを実現
家族構成と状況
単身の67歳男性で、自営業での年収100万円と年金収入250万円で合計年収350万円
家への希望条件
駅チカの便利な地域で賃貸(家賃4万円)で生活していましたが、古い賃貸物件で地震など不安になり、駅近かつ頑丈なマイホームを検討
得られた結果
実家があるものの、山手の戸建てで駅も遠く不便な立地です。実家を売却して資金を集めようと考えましたが、売却したとしても希望条件の物件には資金が足りないという試算でした。
とはいえ、65歳を超えた年齢からローンを組むことも難しいと考え、途方に暮れていました。そんな矢先、住宅金融支援機構のリバースモーゲージという商品を使えば「自分でもローンが組める」ということを知ります。
独り身で相続を考える必要も無かったため、駅前で安心してゆっくり暮らせるマイホームの購入を決意。月々の支払いは管理費を含めると月5万円程度に収まり、便利な駅前で安心して暮らせる環境を手に入れました。