住宅評論家が面白い!
今日ちょっと??ということがあったんです。
皆さん、ヤフーニュースなど見ていてよく住宅評論家が意見を言ったり、YouTubeで話したりしているのを見たり聞いたりしませんか?たまにそんな記事を見ているとマンション販売20年してきた私から見ると
「この人、現場知らんよね。」という記事とかもあるんですよね。
例えば
- タワーマンションは買うな
- マンション買うなら中古を買え
- 「二重床」になると遮音性能アップ
- 某マンションを襲った手抜き工事の悲劇 など
これって気を引くためのキャッチフレーズなのでしょうけど、マーケティングで共通の敵を作る(批判)と読み手は共感を覚えて目につきやすいというところを狙っているんでしょうかね。
こういう記事を見るときは、「ある人にとっては」または「ある場合は」という視点が重要なので注意してくださいね。「キャッチコピー」として強調しすぎている感じがあるんですよね。
内容的なところで言いますと、
例えば、タワーマンションについては将来、通常のマンションと比べて管理費修繕積立金が高くなることが予測されますが、仮に年間24万円、10年で240万円、30年で720万円の負担をする価値がそこには十分あると判断されたからこそ、タワーマンションは今、売れて売れて販売価格も上がってきたとも言えます。けれど、できるだけランニングコストを住まいにかけたくない方にとってはタワーマンションはやめておいた方がよいですよね。管理費修繕積立金を少額に抑えたいと最優先に思う方は、やっぱり購入しない方が良いと思います。「中古を買え」という記事も賃貸利回りや転売時の金銭的なところを重要視するなら良いと思います。人それぞれによって、その人がこの先どういう生活、人生を送りたいかによって、タワーマンションが良い、小規模マンションが良い、新築が良い、戸建てが良いと変わると思います。記事はあくまでその人が考えている偏った意見なぐらいで見てた方が良いと思います。そのまま鵜呑みにすると「かなり危険」と思います。ちなみに「二重床」は防音性アップと書いてあるのは超危険です(あんまり防音アップにならないです。スラブと床の間にグラスウールなどの吸音材が入っていれば防音効果はかなりでますが、そんなマンションは稀です。)販売してた時によく建築現場から「言ってはいけません、コンプライアンスに引っ掛かります」ってね。配管配線が直床より通しやすくなるのでリフォーム時には効果的なんでしょうけど。
結局は
信頼できる専門的な知識のある人、親身になって相談に乗ってくれる人の意見を聞きつつ、「自分に合ったマイホーム」を探したり、「そのマイホームに合った自分」を探したりが重要!
「KOKOPLAN」はそれを目指します(宣伝です、笑)。詳しくはこちら https://kokoplan.com/company/
ちなみに私はどちらかというとマイホームはあくまで幸せになる家族の通過点にしてもらい、その先のなりたい自分に向けての準備、用意として考えたい派です。「将来こうなりたい、上を目指したいという思いが強い方」が比較的タワーマンションを購入する感じがしますね。