マイホームを手に入れたい一つの動機として

「家賃がもったいないから」「子どもが生まれた（資産を残す）ので」「資産として残したいから」　などが多いと思います。マイホームを持つと資産が残ると思われがちですが、そうでも無い時代が年々、近づいて来ています。よく言われる「家あまり」です。

例えば

「家賃がもったいない」を一番マイホームを持ちたい理由に挙げた人は、価格重視的になりやすかったりします。駅から離れた駐車場付きの戸建てなどは今後、資産価値をキープするには特殊な事情が無い限りは厳しいと思います。月々のローンの額を抑えたいというところが重視になりすぎると、物件価格が安く抑え、駐車スペースが確保されている物件に非常に魅力を感じたりします。

また、

「資産として残したい」が一番マイホームを持ちたい理由の人は、少々価格が高くなったとしても将来においても価値が維持しやすい、駅近マンションや駅直結マンションなどを選んだりしますが、現在は価格が少しではなく相当高くなっていて予算オーバーになったりします。

注意したいところは

「家賃がもったいない」という動機から地域性や駅距離などを考えずに価格最重要視するなら、高齢化、少子化問題がある今、マイホームは購入しない方が良いという結論になる場合もあるかと思います。あくまでも金銭的な損得勘定の上ですが、家あまり現象から、極端なインフレがなさそうな日本は不動産全体が安くなる方向に向かっています。なので、年々、価格は下落していきますから、待てば待つほど下がります。それならマイホーム持ちたいと思っている私でも今は「買わない方が良い」という選択になります。

結局は、その人が「今後どういう生活がしたい、目指したい」によって住まいは探された方が良いと思いますが、ただその人それぞれにマイホームの意味合いが違うと思いますので、その考えに合ったアドバイスをしてくれる専門家がそれぞれ必要だと思います。なかなか今の不動産会社の人は売ることが最重要している方が多いので、それぞれの個別対応より、購入だけのメリットを強調しすぎてデメリットを教えてくれない場合が多いと思いますが。これもマイホームを真剣に考えている方にとっては良く無い傾向ですよね。