新築販売センターの裏話(1) 来場数と成約数
新築販売センターでよく来場数何組と発表しているところがありますよね。昔は結構、サクラが入っていたのですが、最近はコンプラがうるさいのでほぼ本当の数字です(もしかして色々細工をしているかもしれませんが)。
でもほとんどの新築販売センターは来場数や成約数の発表はしていませんよね。価格表で成約と書いてあるところや済印を押しているところはあると思います。
そこで少し裏話。来場から成約になる確率ってどれぐらいだと思いますでしょうか。現場では「歩留り」という言葉が業界用語がありまして非常に現場では重要な数字になっています。
大阪の場合でしたら、その数字は
約8%~15%の間ぐらい。
もし4%とかなら大変。逆に20%なら価格安すぎという感じです。横浜とか東京ならもっと歩留まりは下がり、地方都市に行くとその数字の平均値は上がってきます。
100件来場があり8件から15件が成約になるという確率になります。
もし100住戸の新築マンションの販売であれば約800件~1200件の来場数がなければ完売しないということです。でスタッフは何人必要かなどを計算し販売会社はスタッフを集めていく流れです。ちなみに家を1件1件訪問していく飛込み中心の販売会社は60戸のマンションでも30人ぐらいのスタッフを一気にその現場に配属して、その周辺エリアを何回もピンポン鳴らし訪問していくパターンもあります。それ怖くないですか。