月額ゼロ円のマンション駐車場
新築マンションのチラシに「駐車場月額2000円~」とか「月額0円~」と書いてあるチラシを見て「おおっ」と思う事は思うことは無いでしょうか。いろんなケースがあるのですが、管理組合が共用部分貸主になり、使用料として金額を設定するパターンや専用使用権を渡すパターン、もともと事業主が駐車場も分譲した分譲駐車場管理料として金額を設定するパターンなどがあります。最近は分譲駐車場というマンションの供給は少なくなってきましたが、一昔は事業主が駐車場まで分譲して収益を上げようとしていたケースもよくありました。
分譲駐車場のケースは何かとグレーゾーン的なところもあり、大手企業はほぼ行うことはありませんでしたが、中小企業の事業主は分譲できるものは分譲しようとしたようです。ですが、当時は購入者にとって分譲駐車場は安い金額でずっと使える権利として好評でした。それが物件が中古となり、分譲駐車場付きのお部屋として仲介にでている場合も出てきてなんとなくお得感が手ているような感じがします。
しかし良い点ばかりでもありません。通常、駐車場は管理組合から、その区画を入居者に貸して管理組合の収入になります。つまり駐車場が台数が多い、使用料が高いと管理組合の収入が多くなります。管理組合の収入が多いということは将来安定した管理や修繕計画が組みやすく、マンションの維持管理が保ちやすいという結果になります。
結局は良い点、悪い点はそれぞれあります。
そのマンションがどういう性質をもっているかを判断する材料の一つとして、駐車場運営も、自分に合っているかどうかの判断するのにも役に立つと思いますよ。